破産する会社が分割?その意味と影響

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債務超過に陥っており、

破産を視野に入れている会社が、

会社分割を行うことがあります。

その意味と影響について説明します。

 

会社分割の意味

 

会社分割は、

自身が有している事業の権利を他の会社に合併したり(吸収分割)、

新たに設立する会社に承継する分割方法(新設分割)

のことです。

 

合併と似ていますが、

元の会社が存続することが合併との大きな相違点です。

 

会社分割のメリットとデメリット

 

メリットとしては、下記があります。

  • 短期間で手続きが終わる
  • 債権者の同意がいらない
  • 営業を休むことなく継続できる
  • 有力な事業だけを新設会社に移すことができ、事業を継続できる
  • 周りに気付かれることが少ない

 

逆にデメリットとしては、下記があります。

  • 税務の手続きが煩雑
  • 分割会社の代表取締役は新設会社の代表取締役には就任できない

 

デメリットより、メリットの方が大きいかと思います。

 

会社分割の影響

 

会社分割の内容によっては、

債権者が損害を受ける可能性が生じます。

 

例えば、

債務超過に陥っている会社の中で優良な事業を、

新設した会社に移し、赤字の債務を生み出している事業部門だけが分割会社に残っているという場合です。

 

この場合、分割会社に請求しても債権が回収できなくなる可能性が高くなり、債権者が損をする可能性があります。

 

債権者が有する手段

 

債権者が分割会社に取り得る手段として、下記の3つが挙げられます。

 

会社分割無効の訴え

分割の効力が発生した日から6ヶ月以内であれば、

債権者が提訴することができます。

 

商号続用等による譲受会社の責任

事業を譲渡した日から2年以内に、

債権者が提訴することができます。

 

詐害行為取消権・否認権

取消の原因を知った時から2年以内に、

債権者が提訴することができます。

 

街角法律相談所