不法行為による損害賠償金は破産で免責される?

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不法行為による損害賠償金は、破産で免責されるのでしょうか?

 

ポイントは、悪意や故意、重過失があったか、です。

 

もし、悪意や故意、重過失があると、

自己破産をしても免責されません

被害者の方に、損害賠償金を支払う必要があります

 

不法行為とは?

 

そもそも不法行為とは、

他人の利益や権利を違法に害する行為のことです。

 

・青信号を渡っていたBさんをAさんが引いてしまった

・Bさんが書いた絵画をAさんが自分名義で投稿した

 

上記のような行為をしてしまうと、加害者は被害者に対し、損害賠償金を支払う必要が出てきます。

この際の損害賠償金は現金である必要がありますから、相当の負担が生じます。

 

悪意や故意、重過失の判断はどこでつける?

 

車の運転を例に説明したいと思います。

 

悪意とは、加害者が被害者の方を積極的に害そうとする意思があったかどうかです。

赤信号を無視して直進したなど。

 

赤信号を無視して直進すると、

車にぶつかる可能性もありますし、横断歩道を渡っている人をひいてしまう可能性も有ります。

そういったことが想定されるのにも関わらず、赤信号を無視したとなると悪意があったと判断されます。

 

故意とは、ある結果が起こることを認識していたということです。

車を運転する際に、自分から車をぶつけに行った、

歩行者通路に車で突っ込んで、他人に怪我をさせたなど。

 

歩行者通路に車で突入すれば、人を傷つけることは明白なので、

その行為を行うと、故意があったとみなされます。

 

重過失とは一般的に要求される注意を守っていないことです。

居眠り運転、飲酒運転、無免許運転、スピードの出し過ぎなど。

 

飲酒して自動車を運転することは法律で禁止されていますので、

これを守らずに他人を巻き込んだ事故を起こしてしまうと、重過失となります。

 

上記のような悪意、故意、重過失による損害賠償金は、自己破産しても免責されません

 

実際に支払えない時はどうする

 

自己破産をするということは、経済的に困窮しているわけですので、支払えない場合が大半です。

そのような場合、加害者と被害者で合意が得られば、

損害賠償金を減額することも可能なようです。

 

ですから、誠心誠意、被害者の方に向き合いましょう。

 

街角法律相談所