破産の支払いが優先される債権は?やっぱり税金?

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破産者の財産を分配する場合、支払いが優先される債権はあるのでしょうか?

 

税金の支払いが一番優先されるって本当なのか、説明していきます。

 

財団債権と破産債権

 

破産手続きにおいて、債権は2種類に分けられます。

それは財団債権と破産債権です。

 

この中で財団債権は、破産債権よりも優先して返済を受けられます。

破産者の財産から随時、弁済を受けられるので、配当まで待つ必要がありません。

 

逆に破産債権に関しては、

破産管財人による換価手続きが全て終了した後の配当手続きによってのみ弁済が受けられます。

 

財団債権

財団債権には、様々のものがあります。

破産手続きに必要な(予納金)や破産管財人への報酬の2つが最優先。

その次に、

過去1年以内に納期限が来ていた税金の滞納分と破産前の3ヶ月の以内分の未払い給与が優先されます。

 

破産債権

破産債権には、優先的破産債権と一般の破産債権があります。

優先的破産債権には、1年以上前の滞納している税金が挙げられます。

それ以外は、一般の破産債権にまわります。

 

一般の破産債権に関しては、配当手続きでしか受け取ることができませんので、一番最後となります。

 

例外的な別除権

 

自己破産手続きに関係なく債権者が行使できる権利として、

別除権があります。

 

最も身近な例としては、

マイホームを住宅ローンで完済せずに、自己破産の申出をした人を想像してください。

 

債権者が破産者の不動産等に抵当権をかけていますから、

自己破産手続きには関係なく、競売に出して債権額を回収することが可能です。

 

優先順位のまとめ

 

一般破産債権 < 優先的破産債権 < 財団債権 =別除権

 

最も強いのが税金や未払い賃金等の財団債権で、

別除権者は独立している、と覚えておけばいいでしょう。

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